一日の疲れを癒してくれるお風呂はただ気持ちいいだけではなく、入り方次第では健康により大きな効果を与えてくれます。普通に入浴しているだけでも温熱により発汗が促されて新陳代謝を活発にしてくれますが、体の疲れを回復させたい場合は、湯温を43度前後のやや高温に設定し、10分間程度の半身浴がおすすめです。
半身浴には疲労物質を取り除いて筋肉の疲れをほぐす効果があります。これを2回繰り返した後、温度を下げて肩までゆっくりと浸かり、早めに休むと疲れを取ることができます。冷え症を改善したい人の入浴方法は、38度前後のぬるめの温度にして、20分程度肩までしっかりお湯に浸かります。
湯温が高いと短時間しか入れないので体の芯まで温めることができません。ぬるめのお湯で、できれば無機塩系や炭酸ガス系の入浴剤を入れると温浴効果が高まりますので、お風呂から出た後も暖かさが持続します。ゆっくりお風呂に入る時間が無い時は、足湯でも体は温まります。深めの洗面器に40度前後のお湯を入れて両足を10分程度浸しておくだけで、体はポカポカしてくるのでおすすめです。リラックスしたいときや、ストレス解消には40度前後の少しぬるめのお湯が効果的です。40度前後のお湯に浸かると、脳内の副交感神経が刺激され、睡眠時と同じような効果が得られることから、体を緊張から解きほぐしてリラックスすることができます。
より高いリラックス効果を得るならば、自分の好きな香りの入浴剤を入れて、香りを楽しみながらゆっくりと入浴するとより効果的です。リラックスできる香りの好みは人それぞれですが、一般的にはラベンダーやカモミールに精神の鎮静効果があるとされています。寝つきを良くしたいなら、更にぬるめの37度前後のお湯に30分程度浸かると効果的です。この温度は「不感湯」ともいわれ、体温に近いため体に負荷を与えません。長く入浴していても全く辛くないので、好きな音楽でも機器ながらゆっくりと入浴しましょう。
40代真っただ中にいる2児の母親でもあり妻でもあるライターとして活躍しながらアラフォー女性のさまざまなお悩みの相談役。真面目なほうだけど根がポジティブ!ってみんなから言われてます。熟女世代の女性が気になる話題を見つけては配信。ご質問にもお答えします。